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四国の右下ロードライド2018 チャレンジコースを走り終えて

四国の右下ロードライド2018 チャレンジコースを走り終えて

2018年11月12日
今日の朝は全身が軽い筋肉痛です。昨日の走りでバランス良く全身が使えていたと、いいように考えています。忘れないうちに昨日の「四国の右下ロードライド2018 チャレンジコース(ロングクラス)160km」ライドを書き残しておこうと思います。

スケジュール

エントリーしているロングコース当日のスケジュールは6時受付、7時半スタートです。いつも一緒に走るS氏とT氏と高松市屋島のコンビニに午前3時に集合しました。S氏の運転でスタート地点の徳島県海部郡海陽町まぜのおかオートキャンプに出発しました。
当日に家を出て間に合うイベントは前泊などしないので金銭的に楽でいいのですが、毎回、朝の早起きや暗闇での準備が面倒くさくてしんどいです。でも、仲間と集まって一緒に同じ車に乗って出掛けられる楽しい瞬間でもあります。

機材

今回S氏が選んだ機材はカーボンのコルナゴです。マビックキシリウムのホイールを組み合わせたバランスが良さそうなバイクです。T氏の機材はカーボンでルック785ヒュエズ、デュラエースのホイールで武装、今年発表されて話題になったまさに今回のイベントに最も適していそうなコンフォートクライミングモデルです。
僕は少しでも付いて行けるように当店試乗(レンタル)車のフェルトFR5カーボンでカーボンチューブラーのホイールを組んで万全の体制です。

会場に着いて

高松からまぜのおかオートキャンプ場までほぼ3時間、予定通り到着しました。
駐車場では車の前で自分のバイクを整備する人、仲間と談笑する人などでもう一杯です。僕たちが着いたのは遅かったので、急いで着替えて受け付けを済ませバタバタと出走の準備をします。出走前はとても楽しい雰囲気で、こんな場の雰囲気を楽しむためにも会場の入りは早めにしたいですね。

いよいよスタート

スタート前の様子

このイベントの出走順は前から並んだ順番です。開始時刻から数分おきに10人ずつのスタートで、特に混雑せずに始まります。10人ずつのスタートなので1つの集団は10台で、もちろんみんな元気いっぱいでそれなりのスピードで走ります。ある程度、体が温まれば速い人は好きなように走りますし、そうでない人はゆっくりとしたスピードです。ただ、案外みんな結構なスピードで走るので抜け出すにはダッシュ出来るパワーが必要です。S氏は早々に追い抜いて見えなくなりました。いつものメンバーでイベントには参加しますが、こんな感じで一緒に走る時間は案外少ないのです。それぞれみんな走りたいスピードで楽しんでいます。

集団走行

T氏とはしばらく同じ集団で走れましたが、調子がいいT氏にはそのうち付いていく事が出来ず、練習不足の僕はのんびりした集団で走ることになりました。こんなイベントで走っている人は3種類のパターンがあると思います。

  1. 速い人たちの高速な集団(みんなお揃いのチームジャージを着ていたりする)
  2. 遅い集団
  3. それなりに走っているけど1人旅で苦しそうな人(マイペースの人)

僕がいつも思うのは自分のペースに近い人がいなくて結局、誰にも付いていけず一人旅で苦しむパターン。なぜなら、高速の集団には速すぎて付いていけないが、遅い集団にいると楽しくない。だから、抜け出すと結局一人で走るので余計しんどい。(先頭でもガンガン走るS氏は今回、高速の集団にもはまらず1人でリードしていたらしい。)

今回は僕たちが並んだ順番が遅かったのでロングコースでのスタート後ろの方になったためか、僕は途中で10台~20台の少し遅い集団にはまってしまいました。さすがに一列で走っていますが、普通に人が歩いていたり乗用車が普通に走っている一般道ですので、僕は大きな集団走行に恐怖を感じました。車間距離が短い自転車10台以上の集団になれば、乗用車は追い抜きをしづらいですし、もしトラブルで接触したりすればすぐ大きな事故になってしまうのでロードバイク乗りが世の中に嫌がられないよう走り方を考えないと、と思います。怖かったので自分から集団から離れましたが、下がるよりも追い越すパワーが欲しい所です。S氏のダッシュ出来るパワーが羨ましい。
今回は僕たちが並んだ順番が遅かったのでロングコースでのスタート後ろの方になったためか、僕は途中で10台~20台の少し遅い集団にはまってしまいました。さすがに一列で走っていますが、普通に人が歩いていたり乗用車が普通に走っている一般道ですので、僕は大きな集団走行に恐怖を感じました。車間距離が短い自転車10台以上の集団になれば、乗用車は追い抜きをしづらいですし、もしトラブルで接触したりすればすぐ大きな事故になってしまうのでロードバイク乗りが世の中に嫌がられないよう走り方を考えないと、と思います。怖かったので自分から集団を離れましたが、下がるよりも追い越すパワーが欲しい所です。S氏のダッシュ出来るパワーが羨ましい。

イベント中盤

160kmのコースなので80kmでやっと中間という地点です。僕の感覚では走り出しからの100kmは練習不足でもなんとか走れるかもしれません。でも100kmを超えてからは持久戦になります。今回も僕は100kmを超えたあたりからみんなのスピードに付いていけず一人で苦しむことになりました。参加者みんな一生懸命走っているので負けられない思いからそれなりにはがんばれますが、精神的にもつらい時間が続きます。

自転車イベントに参加する楽しさは何かと言えば、ただ単に設定されたコースを何も考えずに走れるという事だと思います。自分でルートを考えて走行スケジュールの計画が立てられる人には無駄な参加費を払うだけに思われるかもしれませんが。
とにかく、そこに行けば何も考えずに思いっきり走ることが出来るイベントは楽しいです。もちろん、参加する現地までの移動、体力面での管理、機材の準備は自分でしないといけませんが、それはそれで自転車イベントに参加する楽しみだと思います。

チェックポイント、エイドステーション

自転車イベントではチェックポイント、エイドステーションという休憩、補給場所が設けられています。そのポイントに向けてエイドステーションで飲み物やエネルギーを補給しながら安心して走ることが出来ます。この四国の右下では飲み物はもちろん、パンやバナナ、那賀町名産のはんごろしなど十分な補給が出来ました。今回もゴール後の伊勢海老の汁とおにぎりを楽しみに走ります。

そして後半のエイドステーションで足つりと装備の不調もあって待っていてくれていたS氏と一緒に待ってくれていたT氏と合流できました。みんな思い思いのペースで満足できる走りを堪能してきたようです。ここからはまた3人一緒にスタート、また離されそうになりながらもなんとか付いていきました。やはり、仲間と一緒に走るのは最高に楽しいです。多くの参加者が走る中でも知った仲間に抜かれたり、抜き返したりと遊ぶのは最高に楽しい瞬間です。

アクシデント

今回のイベントでは天気も良く、そんなに風も強くなくて走る条件が良かったためか、逆に数々のトラブル、アクシデントの場面に遭遇しました。
転倒した時にどこかを打ったのか道端で横たわっていた人、縁石にぶつかって転倒した人、パンクした人、ガードレールの外に飛び出した人と、走っている間に見かけた事なのでそれぞれの理由は分かりませんが、イベント中盤から後半にかけての事なので、みんな疲れてきて集中力が途切れてなってしまったように思います。イベントでのライドは普段よりもスピードが出ていると思いますし、長時間走るのもなかなか慣れていない事だとは思います。楽しいイベントが台無しにならないよう自分もより注意してより集中して走らないといけないと思いました。(ガードレールの外に飛び出た方は坂でぶっち切って登りきった後、浮かれた気分になって道路の轍にはまったらしい。)

ゴールに向けて

この四国の右下ロードライドというイベントは僕が年間を通して一番好きなイベントです。それはコース後半の海岸線に近い緩やかな起伏が続く南阿波サンラインのルートが単純に好きだからという理由です。確かにそこだけ走りに行けばいいという説もありますが、苦しみながらたどり着いた終盤でゴールに向けて思いっきり走るというのが気持ちいいのです。

そしていよいよゴール

足がつって不調といいながらもS氏がまたいつものスパートをかけました。残り10kmほどをS氏の引きで高速巡航します。また千切れられそうになりながら、そこは意地で、くらい付いていきます。本当はサイクルイベントと言えば楽しくみんなでサイクリングという建て前でゆっくりゴールという雰囲気なのかもしれませんが、今回我々はそんな状況ではありませんでした。最後はスプリント勝負といった感じでゴールです。誰が勝ったか、負けたかという話ではありませんが、三人ともがゴールまで思いっきり走って終了しました。

サイクルイベントと言えばタイムを競うレースではありません。でも、走っている参加者はやはり、それぞれの思いを持って走っていると思います。それこそタイムを気にする方、ゆっくりみんなで風景など楽しむ方、思いっきり走りたい方、たぶんみんなそのイベント当日に向けてそれなりの練習をしていると思います。こんなイベントでいつも思うのはみんなペースが少し速いという事です。自転車に乗っていて抜かれたらくやしいし、抜いたら気持ちがいいです。多くの人が感じていると思います。だからみんな速めになってしまうのは仕方のない事かもしれません。
またちょっと速めのペースに合わせられるよう、次回のイベントに向けて体力が落ちないように僕も練習をしなければと思います。160kmも走ってこんな苦しいサイクルイベントでも終わってしまえば楽しかったと思います。もちろん、マイペースでゆっくり走っても楽しめるとは思いますが、仲間と走ればそういう訳にもいきません。抜きつ抜かれつが結局、楽しいんだと思います。また次のイベントで楽しむための練習をしないといけません。とりあえず、四国の右下ロードライド2018お疲れ様でした。

田中 英敬

走り終えて
左からT氏、S氏、僕

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